光を背負う、僕ら。―第1楽章―
【みんな仲良くしよう】
結局これに決まった班目標。
ポスターに書いてみたけれど、いまいちパッとしなくてシンプルな感じがした。
でもまぁ、いっか。
そう思いながら、すべてのことを書き終えたあたしは鉛筆を筆箱にしまう。
あとはマジックペンで下書きをなぞるだけ。
「何色にしたらいいの?」
二人に尋ねたら、二人は同時に同じペンに手を伸ばした。
「おっ、俺ら気が合うなぁー。」
と伸一君が言いながら、青色のマジックペンを手に取った。
そしてそのまま、あたしの前に差し出す。
「俺らはこの色がいいけど、佐奈はどう?」
あたしは手を伸ばして、伸一君の持つマジックペンを受け取った。
同時に、伸一君がマジックペンから手を離す。
「あたしも、この色がいいな。」
そう言いながらマジックペンを受け取り、文字をなぞり始めた。
そして、ほんの数分後。
すべての文字をなぞり終えて、5班のポスターが完成した。
「…ふぅ、終わったよ。」
あたしは疲れがこもったため息を出した後、達成感で満ちた声でそう言った。
結局これに決まった班目標。
ポスターに書いてみたけれど、いまいちパッとしなくてシンプルな感じがした。
でもまぁ、いっか。
そう思いながら、すべてのことを書き終えたあたしは鉛筆を筆箱にしまう。
あとはマジックペンで下書きをなぞるだけ。
「何色にしたらいいの?」
二人に尋ねたら、二人は同時に同じペンに手を伸ばした。
「おっ、俺ら気が合うなぁー。」
と伸一君が言いながら、青色のマジックペンを手に取った。
そしてそのまま、あたしの前に差し出す。
「俺らはこの色がいいけど、佐奈はどう?」
あたしは手を伸ばして、伸一君の持つマジックペンを受け取った。
同時に、伸一君がマジックペンから手を離す。
「あたしも、この色がいいな。」
そう言いながらマジックペンを受け取り、文字をなぞり始めた。
そして、ほんの数分後。
すべての文字をなぞり終えて、5班のポスターが完成した。
「…ふぅ、終わったよ。」
あたしは疲れがこもったため息を出した後、達成感で満ちた声でそう言った。