あなたのペット的生活


「……もしもし?」

『もしもし?お前今何処だよ?』



電話をかけ続けたのは大学での友達だった。


っていうか、コイツも昨日潰れるほど、飲んでたくせに、なんでこんなに元気なんだよ。




「今?……家」

『お前、もう授業始まんぞ?
今日3限から授業とってただろ?』



「わりー……代返して」

『なに?調子でも悪いわけ?』



からかう調子で当たり前のことをきくなよ。



「酒がまだ残ってんだよ」

『マジで?!どんだけ弱いんだよお前は!』



「……うっさい」



それだけ言うと相手の返事を聞かずに電話を切った。




気分悪い、頭痛い。


また寝ようと寝返りをうつと、またまた激しい着うたが俺を襲う。



どうせ友達だろうとディスプレイにうつった名前をみずに電話をとると、次に聞こえてきたのは中年のおっさんの声だった。



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