あなたのペット的生活


そうだ。


孝ちゃんに誕生日プレゼント買ったんだっけ。


カバンが欲しいって孝ちゃんが言ったから、学校に持って行ってもおかしくないカバン買ったけど、どこか行っちゃうなら意味なかったかもな。


ぼんやりとそんなどうでもいいようなことを考えた。


家の奥から自分を呼ぶ声が聞こえてきた。


「早くこないとケーキが食べられないよ〜」
とおばさんの声。


今日は楽しい孝ちゃんの誕生日会なんだもん。


暗くなっちゃダメだよね。



「は〜い。すぐ行きま〜す」


私は2階へと上がり、孝ちゃんのプレゼントを取りに行った。


そう。よくよく考えてみたら、遠くに行くっていっても数週間のことなのかもしれないし、やけに孝ちゃんが真面目腐った顔していうもんだから何年も行ってしまうんじゃないかって錯覚してしまったけど、たった1週間の話だったのかもしれない。


1ヶ月の話かもしれないじゃない。


変に深刻になっちゃったけど、そういう可能性だってあるんだから。


だから、落ち込む必要も考え込む必要もない……かもしれない。




< 345 / 422 >

この作品をシェア

pagetop