執事とお嬢様、それから私

「ねぇ、名前なんていうの?」

「…綾那」

迷子…いえ、迷子になった和之を探してるのに西園寺の名前を出すのは恥ずかしかったので下の名前だけ話す。

「あやなちゃんかぁ、可愛い名前だね!!私はかのこ、です。西永かのこ!!」

「かのこさん…」

それからあまりしゃべらないし、生意気な私にかのこさんはいろいろな話をしてくれた。

かのこさんのしゃべる事はどれも私には縁遠い話で、大変興味深く聞けたし、かのこさんの話し方も上手で、ついつい話こんでしまった。

「しかし…いなぃねぇ。あぁっ!!」

「おりましたの!?」

「みて!!あそこ!!あのアイス、こないだテレビでやってたの!!食べない?」

「わ、私にこんな所のものを食べろと!?」

「大丈夫大丈夫」

手を引かれた店には色とりどりのアイス…

そういえばのども乾きましたし…お腹もすこし減りましたわ…。し、しかたないですわね!!今回だけですわ!!


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