倒錯夜話(センチメンタルナイトホラー)
ひとときくつろいでから、バスタブからあがり、体を拭き、バスタオルを巻いて出た。

「バスローブ忘れて来ちゃったわ…。」

小さく呟き、部屋に出て、静かにツインベッドの片方に腰かけた。

するとフワッとガウンが背中からかけられた。

「風邪ひいちゃうよ。」

ケンだった。

「ありがとう…。」

バスローブをはおり、ドライヤーを手にすると、

「俺がやってやるよ!」

と、ケンが髪を乾かしてくれた。

すっかり髪も乾き、二人はあらかじめ買っておいたジュースを冷蔵庫から取りだし、ソファに腰かけて飲んだ。

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