蝶々結び
生徒会の会議が始まっても、あたしは憂鬱なままだった。
元々憂鬱だったのに加えて、さっきの上杉先生とのやり取りに少しだけ罪悪感を抱えてしまったからだ…。
先生は、あたしの事を心配してくれていたのに…
いくら不機嫌だったとは言え、あの態度は失礼だったかもしれない。
先生は悪くないよね……
結局、あたしが色々と考えているうちに、会議は終わってしまった。
「須藤、鍵閉めしといて」
「はい。お疲れ様でした」
会長から鍵を受け取ったあたしは、一緒に資料の片付けをしてくれている上杉先生を見た。
「何だ?」
あたしの視線に気付いた先生が、そう尋ねた。
「さっきは……すみませんでした。ちょっとイライラしてて……」
バツが悪くて、上杉先生の目を見れずに俯いてしまった。
元々憂鬱だったのに加えて、さっきの上杉先生とのやり取りに少しだけ罪悪感を抱えてしまったからだ…。
先生は、あたしの事を心配してくれていたのに…
いくら不機嫌だったとは言え、あの態度は失礼だったかもしれない。
先生は悪くないよね……
結局、あたしが色々と考えているうちに、会議は終わってしまった。
「須藤、鍵閉めしといて」
「はい。お疲れ様でした」
会長から鍵を受け取ったあたしは、一緒に資料の片付けをしてくれている上杉先生を見た。
「何だ?」
あたしの視線に気付いた先生が、そう尋ねた。
「さっきは……すみませんでした。ちょっとイライラしてて……」
バツが悪くて、上杉先生の目を見れずに俯いてしまった。