ツンデレ姫とニコニコ王子
授業が全て終わり帰宅前_
「姫奈♪」
あ、美麗。
舞李が言っていた通り、美人だと思う。
「ん、何?」
「あ、なんでもないっ。」
つい見すぎた・・・・。
「今日、放課後一緒に帰らない?」
一緒・・・・・に?
「ダメ?」
嬉しい。。。。
友達と一緒に帰れる日が来るなんて。
でも・・・・。
「いいけどっ~・・・・。」
_ピキッ
いいかげんにしてよ、私ぃぃぃ!
自分の行動にキレる自分。
・・・・というか、馬鹿すぎない!?
「じゃ、後でねん。」
「う、、、、ん。」
はぁ~。。。
_ペチ
「あぁっ、ちょww!」
何か冷たいものを頬につけられた。
「・・・・ジュース?」
それは、カルピスだった。
「そ、ため息なんてついてたらダメだって♪」
「うん。」
_ドキ
騒ぎたてる私の鼓動。
この時は、この気持ちを隠していただけ。
自分に嘘をついていたんだ。
なんでドキドキするの?
どうしていつも彼の顔ばかり見てしまうの?
それは、心の奥で分かってたんだよね。
恋だって・・・・。
私は、涼斗が好きなんだって___
やっと分かるときが来る。