ツンデレ姫とニコニコ王子
「なんで、私を起こさなかったの?」

そう言うと、ニコニコして

「だって、あまりにも寝てる時幸せそうだったから。」

!?

寝てるときって・・・・。

__「姫奈ちゃんの事が好きなんだ。」

_うぅ・・・

夢でもドキドキするしーー

下駄箱に着いて、上履きを履き替えた。

_ヒラッ

あれ?

私のロッカーから手紙が落ちてきた。

『姫奈へ~

  成宮君と一緒に帰って来てね❤』

美麗wwwwwwwwwwwww!

なんてことを・・・・。

バーカ、バーカ!!

明日、覚えてろぉーーー。

「どうしたの、また怖い顔しちゃって?」

うっ__

「元から怖いし。」

「姫奈ちゃんは、可愛いよ。」

・・・・・何さ。

「名前にピッタリだと思うよ?」

・・・・すずと。

「姫みたいな?」

ひ、姫?

「まぁ、ちょっと名前が変わってるかもね。」

姫奈でひな。

普通だったらひめなかもね。

「素直になれないお姫様♪」

ドキ__

「じゃ、じゃあ・・・。」

私の口が勝手に開く。

「涼斗は・・・・?」

背の高い涼斗の方を向いてつぶやく。

「え///」

急に涼斗顔が赤くなった。

・・・・ん??

「そ、そうだなぁ。。」

フイと後ろを向いてしまった。

「・・・すずと?」

そして、私の方を向いてニッコリ笑った。

「そんな姫を守る王子ってことで♪」

_ドクン・・・・

夕焼けが涼斗の髪をオレンジに染めた。

すごくすごく・・・・。

かっこよかったんだ。

そして、今分かった。

私は・・・・・。

涼斗のことが、、、、

   好きになっちゃったんだって。

こんな優しくてカッコイイ

涼斗が好きなんだって。

美麗の言ってたことは本当だったんだね。



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