俺様☆姫様★王子様 【完】
「あ。あたし、3-Dの松倉 雅!学園の事なら何でも聞いてね?」
うわぁ……。
指まで綺麗だよ、この人。
あたしの方に差し出された手を見て、普通に見とれてしまった。
……じゃなくて、あたしも出さなきゃだよね。
そんなわけで、そぉ~っと手を出して笑顔で握手をした。
「あなた、部屋には辿り着けたの?ここの寮って変わってるから、最初は皆迷子になるのよ。」
なんだぁ~!!あたしだけじゃなかったんだ!!
ちょっと安心♪
「実はそうなんです!あたしかなり迷っちゃって、まだ部屋見つけられてないんですよね;;」
「そぅなんだ。じゃあ後で案内してあげるね!
とりあえず、あそこの空いてる席座っておいてくれる?」
細くて長い指が指した方を見たら、保護者席寄りの一番後ろにぽっかり空いたパイプイスを見つけた。
すみませんと言って、少し中腰に小走りで席に着いた。