俺様☆姫様★王子様 【完】



「あ。あたし、3-Dの松倉 雅!学園の事なら何でも聞いてね?」



うわぁ……。
指まで綺麗だよ、この人。


あたしの方に差し出された手を見て、普通に見とれてしまった。


……じゃなくて、あたしも出さなきゃだよね。



そんなわけで、そぉ~っと手を出して笑顔で握手をした。


「あなた、部屋には辿り着けたの?ここの寮って変わってるから、最初は皆迷子になるのよ。」



なんだぁ~!!あたしだけじゃなかったんだ!!


ちょっと安心♪



「実はそうなんです!あたしかなり迷っちゃって、まだ部屋見つけられてないんですよね;;」



「そぅなんだ。じゃあ後で案内してあげるね!
とりあえず、あそこの空いてる席座っておいてくれる?」



細くて長い指が指した方を見たら、保護者席寄りの一番後ろにぽっかり空いたパイプイスを見つけた。



すみませんと言って、少し中腰に小走りで席に着いた。



< 24 / 398 >

この作品をシェア

pagetop