瞬く命
絶望の中、動けない機体の中にいる俺の目の前に、

真の絶望が現れた。


機体のモニターの前に、敵機が突然現れたからだ。

「こんなところで!」

俺は最後の悪あがきをしょうとした。






「おい」

突然、俺の機体に声が響いた。

それは、通信ではなく、機体同士を触れさし、

直接会話する時の声だった。

「え?」

モノアイが動き、とらえた機体は…!

後ろから手を伸ばし、

俺の機体に話かけてるのは、



味方の機体だった。

「終わったよ」


味方の言葉に、俺は放心状態になった。


同時に、敵の機体も離れていた。
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