焦れ恋オフィス
部屋を出て、ロビーのような所にある椅子に腰掛けてホッとする。

私が大学生になって一人暮らしを初めてからは、家族四人で過ごす機会が格段に減ってしまった。

私が8歳の時に産まれた央雅。

母さんが再婚して産んだ、かわいい弟。
新しい家族になったパパも央雅をかわいがって甘やかした。

同じくらいの愛を私にも注いでくれて、大切に育ててくれた。

私の実の父親とは心から愛し合う事ができずに傷ついた母さんだったけど、パパと結婚してからは、医者としても妻としても幸せに過ごしている。

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