焦れ恋オフィス
「え…?」

予想外に厳しい視線が俺に刺さって、どうしていいのか戸惑う…。

じっと向けられる高橋専務の顔を見ていると、今までどうして気付かなかったのか…。

二重のはっきりとした目やすっととおった鼻筋…。

唇の形までが…。

「似てる…」

思わず呟いた言葉に軽く反応をみせた高橋専務は、しばらく考えた後、小さく息を吐くと側に控えていた秘書の女性に

「午前中の予定は全部キャンセルしてくれ」

「全部…ですか?」

「ああ。悪いが調整してくれ。それと…社長室にしばらくいるが誰も通さないでくれ」

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