焦れ恋オフィス
相変わらず不安と怒りを混ぜたような表情のまま考えこむ高橋専務は、小さく息を吐いた。

「…とにかく、わかって良かった」

膝の上で組まれた両手に顔を埋めながら、ホッとしたような呟きが聞こえる。

顔を上げた高橋専務は、言いにくそうに顔をしかめて

「…で、芽依を…産まれてくる子供を大切にしてくれるんだろうな」

「もちろんです。
芽依の事も、子供の事も…ちゃんと大切にします」

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