焦れ恋オフィス
芽依の手を引いてリビングに入ると、

「ご飯できてるよ。先に食べたら?」

不思議そうに尋ねる芽依をソファに座らせる。

その隣りに座って肩を抱き寄せたと同時に頭を俺の肩に預けてくる芽依がかわいい。

「どうしたの?」

見上げる瞳には疑問符が浮かんでいて、ぐっと俺の気持ちを掴むほどに愛しさを感じる。

俺のもの。
誰にも渡さない。
芽依だけが俺の側にいてくれる事が俺の人生。
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