焦れ恋オフィス
夏基のいない週末は、昨日自分の部屋から運んだ荷物をのんびり片付けるつもりでいた。

これまでも泊まる事の多かった夏基の部屋だけど、ずっと暮らすとなると、意外に荷物も多くて。
夏芽に無理がかからないようにゆっくりごそごそ片付けていた。

寝室のクローゼットの中を整理していると、大雑把にまとめられた封書の束。
夏基に聞いてから片付けるつもりで横によけた時にその束の幾つかが足元に散らばった…。

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