焦れ恋オフィス
そう…。
明るく笑いあう美乃ちゃんと、優しく見つめる利也くん…。

二人は婚約してるはずなのに、美乃ちゃんが嬉しそうに見ている指輪は利也くんが贈ったものじゃない…?

「えー。よくわからない…」

思わず大きな声を出してしまった私に反応して、準備を進めていたみんなの手が止まる…。

兄さんがキッチンから姿を見せると、その顔にからかい気味の笑いを感じた。

「さ、食べながら説明するから…。みんな集合」

その声と共に。
のろのろとダイニングテーブルにつくと、目の前の席には美乃ちゃん…。
そしてその隣りには…。

「え…。嘘っ。駆くん?」

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