焦れ恋オフィス
「……芽依は俺と一緒にいたくはないのか?」
もちろん、一緒にいたい。
「明日の日曜も、俺と一緒に過ごしたくないのか?」
過ごしたいよ、ものすごく。
私の顔を覗き込むように軽く笑う夏基の瞳は、なんだか意地悪な光で揺れている。
まるで私の本心なんて全部わかってるんだといわんばかりに、余裕すら見せながら微かに笑っている。
そんな夏基に引き込まれて、自分の心の内を素直に見せてしまいそうになって。
思わず視線をそらした。
「夏基と一緒にいたいけど、夏基は、これからも開発部と仕事でからむのに行っておかなきゃまずいでしょ」
「まあな。でも、俺の仕事ぶりを見たら飲み会行かないくらい、どうって事ないだろ。それで仕事に影響が出る程度の実力じゃない」