言霊師
大学祭初日。
地元の有名校とあって、流石に凄い人込みとなった。
正門と、北門。
その二つしか一般客の出入り口はなく、実行委員が作ったのであろう、背の低い、花のアーチが祭中の門となっていた。
ヒョウリがムメや勇次と待ち合わせていたのは、そのどちらでもなく、駐車場の入口だった。車で来た人はそこからキャンパスへ向かうのだが、実行委員が駐車場を整備しているので、混雑はない。
人込みと、それに付き物の雑多な言霊を見るのが疎ましいと言い出したのはムメだったが、それは他の二人とて同じ事。
だからこそ、今ヒョウリはこうして一人、整備係の学生にチロチロと見られながら駐車場入口に突っ立っているのである。
地元の有名校とあって、流石に凄い人込みとなった。
正門と、北門。
その二つしか一般客の出入り口はなく、実行委員が作ったのであろう、背の低い、花のアーチが祭中の門となっていた。
ヒョウリがムメや勇次と待ち合わせていたのは、そのどちらでもなく、駐車場の入口だった。車で来た人はそこからキャンパスへ向かうのだが、実行委員が駐車場を整備しているので、混雑はない。
人込みと、それに付き物の雑多な言霊を見るのが疎ましいと言い出したのはムメだったが、それは他の二人とて同じ事。
だからこそ、今ヒョウリはこうして一人、整備係の学生にチロチロと見られながら駐車場入口に突っ立っているのである。