カレカノ


「あの子、口が悪いし素直じゃないけど柚葉ちゃんが大事なのね?見てれば分かるわ。単純だから」



空になったお椀を下げながらおばさんが笑った。



「ケンカばっかりしてますよ?」



「好きな子には意地悪しちゃったりする小学生の男の子みたいよね?」



「好きな子って…ないですよ〜…」



朱希があたしを大事に思ってくれるのは隣に住んでる幼なじみだから。



気の知れた男女の性別を越えた友達ぐらいにしか思ってないはずだもんね…



「そんな事ないわよ?あの子は奥手よ!奥手!」



「勝手な事言うのやめてくれませんか?」



寝癖をつけ、だらしない姿でムスッとした顔の朱希が言った。


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