カレカノ
「あたしも行こっかな…」
空になったお椀を台所に運び呟くと、おばさんが野菜を切りながら笑った。
「体調もいいみたいだし一緒に連れて行ってもらえば?あ!すぐにご飯出来るから呼んで来てもらえる?」
「はぁい」
昨日までとは違うすっかり軽くなった体…―
看病してくれた朱希の優しさが心をくすぐってる気がする。
朱希の部屋に向かう階段を上る足取りも軽かった。
―…コンコン
「あぁ?!」
中から素っ気ない返事が聞こえた。
「開けるよ〜?」
朱希の返事が早いかドアを開けると遠慮なしに中へと足を踏み入れた。
「なんだよ?」
「おばさんが…ご飯…出来たから…って」
ジーパンを履きながら床にあるTシャツに手を伸ばす朱希から目を離せない。
「……?」
片方の眉をピクリと動かし不審そうに柚葉を睨む。