カレカノ
「……ジロジロ見るな」
「や…あぁ…ごめん…」
らしくなく素直に謝ると慌てて部屋を出た。
―…朱希ってあんなに男らしい身体をしてたっけ?
記憶にある朱希の身体は鶏ガラの様な華奢なラインに細い腕…
一緒にお風呂に入れた頃とは違う朱希の成長した姿に胸がドキドキした。
―…ドンッ
ドアにもたれかかっていた柚葉を知らずに朱希が開け鈍い音が聞こえた。
「痛っ」
「わりぃわりぃ…居たの?何してんだよ?」
「……別に」
「……?」
柚葉に構わず階段を下りながら腹減った〜ペッコペコ〜と変な鼻歌を歌う朱希。
「変な歌……」
聞こえないと分かっていながら小さく笑うと自分も朱希の後を追った。