魔法使いですが、何か?

「失礼ね
私はペーパーテストが
苦手なだけよ。たぶん」

最後に『たぶん』を
付けるあたり、なんだか
可愛げがある

コイツの場合
ツンツンキャラは
作っているものだから
時々、素の自分を見せる時が
なんだか可愛らしい

小さな子供を見ている気分


「そんな事言ったら
ティルちゃんだって
同じですよ
テストが上手く出来ない
だけなんですよっ!」

「や、お前は違う」

食らいついてきた
ティルを一蹴して
(実際に蹴った訳ではない
言葉のあやだ)

「そういえばティル
お前は勉強大丈夫なのか?
また留年する事になるぜ」

ふ、と僕は思ったのだ
一度留年をしているティルは
テストに対して
どのような対策をとっているか

ティルの場合
実に単純で簡単な口車に
のせられてつらつら
自分のとっている対策を
自慢気に語り出すだろう

僕はそれを参考にして
どうにかミッシェを
合格させようと言う魂胆だ

卑怯?違うな
合理的な試験突破方法だ

利用出来るものは
全て利用しなくてはな!!

ふははははははッッ!!!


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