~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅳ 竜と超能力の王
 三人の男子生徒を精一杯叱ろうとして空振りしている教師がどこか痛い。
 そう思いながら、麟紅は三人の中で一番背の高い生徒に視線を向ける。
 ブリーチでいぶしたぐしゃぐしゃの銀髪、緑ぶちのメガネ、右耳のピアスのその少年は、身長が百八十六センチもあるらしい。ボタン全開の学ランから除く緑のポロシャツが同色のメガネと相まってなかなかオシャレだ。

 金土師(かなはじ)常磐(ときわ)。

 彼もまた麟紅と同じく影の世界の住人。陰陽道の使い手、つまり陰陽師である。
 麟紅を表の世界から魔術世界に引き込んだ張本人であり、神鳴学園の小さな魔術組織<黄昏の翼>のメンバーである。
 麟紅もこの組織に所属しているが魔法らしい魔法を使えない彼から見ても、実際に魔法を使った常磐少年の実力はすごいものだと理解ができる。そういう少年である。
< 15 / 161 >

この作品をシェア

pagetop