恋愛両立
ケンちゃんが作ってくれたオムライスは卵がフワフワで、デミグラスソースがかかってて、びっくりするぐらい美味しかった。
あの顔でこんな美味しいの作れんの???
なんか普通じゃ手に入らない裏のルートで仕入れた何か入ってんじゃないかと思うぐらい。
「美味しかったー。やっぱケンちゃんの料理は最高だね。」
「だろー?」
なんかこの二人いい雰囲気だな。
でもまーちゃん彼氏はサラリーマンって言ってたし。
まーちゃんは誰にでもこんな感じなんだろうな・・
なんてぼんやり考えてると
カランカラン
昭和の喫茶店みたいな音。
ドアにあんなの付いてたんだ。
入ってくるときは色んなところに気が行きすぎて気付かなかった。
「おー。おつかれ。」
「ちーっす。」
「疲れたー。」
「腹減ったー」
スーツを着た3人の男の人が入ってきた。
おぉ・・・イケメンだ。。
短髪で爽やか野球少年ぽい人。
猫毛でめがね。
黒髪、ストレート。
3人とも背が高くて、スラっとしてて。
「お、まーちゃんじゃん。サトシ待ってたの?」
短髪くんが、まーちゃんを見つけると声を掛けた。