恋愛両立


ケンちゃんが作ってくれたオムライスは卵がフワフワで、デミグラスソースがかかってて、びっくりするぐらい美味しかった。


あの顔でこんな美味しいの作れんの???


なんか普通じゃ手に入らない裏のルートで仕入れた何か入ってんじゃないかと思うぐらい。


「美味しかったー。やっぱケンちゃんの料理は最高だね。」


「だろー?」


なんかこの二人いい雰囲気だな。


でもまーちゃん彼氏はサラリーマンって言ってたし。


まーちゃんは誰にでもこんな感じなんだろうな・・


なんてぼんやり考えてると



カランカラン


昭和の喫茶店みたいな音。


ドアにあんなの付いてたんだ。


入ってくるときは色んなところに気が行きすぎて気付かなかった。



「おー。おつかれ。」


「ちーっす。」


「疲れたー。」


「腹減ったー」


スーツを着た3人の男の人が入ってきた。



おぉ・・・イケメンだ。。


短髪で爽やか野球少年ぽい人。


猫毛でめがね。


黒髪、ストレート。


3人とも背が高くて、スラっとしてて。



「お、まーちゃんじゃん。サトシ待ってたの?」



短髪くんが、まーちゃんを見つけると声を掛けた。



< 4 / 102 >

この作品をシェア

pagetop