恋愛両立
「出合ったばっかりで迷惑掛けてばかりですね、私」
律子さんの看病のおかげでだんだん頭がスッキリしてきた。
「いいのよ。世話するのが好きで看護婦になったんだから。」
優しく笑う律子さん。
「どうしても来たかったんです。だから仕事がんばって、夏休みめいっぱい遊ぼうって・・・・頑張りすぎちゃいました。」
部屋にはまーちゃんと律子さん。
二人は私の話を聞いてくれた。
「一緒に居たかった・・・・そのためには仕事がんばるしか無かったんです。
だって5年掛けてやっと自分の仕事に自信持てるようになって、やっとまわりから認められて・・・
信頼されて、仕事任されて・・・・
仕事楽しいから・・・
辞めたくないから・・・
だから、仕事がんばって、認めてもらって、夏休み取れるように必死で頑張ったんです。
そしたら・・・・来てみたら・・・・」
涙を堪えることが出来なかった。
ボロボロになる私を見て。
「だったら早く好きって言えばよかったのに・・・」
まーちゃんが言った。