恋愛両立
とは言っても、俺は早紀ちゃんと同じ部屋なわけ無くて。
サトシと二人部屋。
早紀ちゃんはまーちゃんと二人部屋。
朝起きると、うるさいぐらいセミの声。
「ふわぁ~・・・」
あくびをしながら朝食の待つ食堂へサトシと向かう。
そこでは女子達が輪になってしゃべってた。
「えー?!早紀ちゃんすっぴん?」
朝から化粧バッチリのアズとまーちゃん。
大変だよなー、女って。
俺なんて朝起きたら着替えて終わりだもんな。
「・・休みの日はすっぴんの方がラクだし・・・」
そういう早紀ちゃんはいつもと変わりなく・・・
そっか、元から化粧薄めだからすっぴんでもわかんないよな。
「いいなー、いいなー、早紀ちゃんの顔になりたいよ!」
なんて羨ましがるアズに
「でも!日焼け止めとかちゃんとしたほうがいいよ!早紀ちゃんってそういうお手入れしてないでしょ?!」
ってまーちゃんが言う。