恋愛両立


海で遊んで、あっという間に夕方になった。


シャワーをして食堂でぼーっとしていると、外がザワザワ騒がしくなってきた。



「あー、今日祭りあんだっけ?」


外をボーっと見ながらサトシが呟く。


そっか、小さな盆踊り大会があるってケンが言ってたっけ?



食堂には、俺、サトシ、テツ。その他は店の常連客だろうと思われる知らない人。


晩飯なんだろー。



なんて考えてると、食堂にケンが入ってきた。



「おっ、おめーら、祭り行くぞー」



ケンは俺らを見ながら言った。



「祭り?晩飯は?」



俺の問いかけに



「ふふ、晩飯よりこっちのがいいぞ」


ニヤニヤしながらケンが言いうと、そのまままた外に出て行った。



頭にハテナを出しながら俺ら3人は何も言わずケンの後を追った。












玄関を出て、見えた3人を見て俺は固まった。



「おー、いいじゃんいいじゃん。」



テツはそういいながら外に出て行く。



「あー、てっちゃん、祭り行こー」



近寄ってくるテツに向かって可愛い笑顔を見せる早紀ちゃん。




浴衣似合いすぎ・・・・




< 85 / 102 >

この作品をシェア

pagetop