†Orion†〜Nao's Story〜
「びょう……いん??」
はあ? ときょとんと首を傾げると、お父さんの顔がいっそう険しくなる。
「糸が、出てきたらどうするんだ」
「糸ぉ!?」
「そうだよ、白い糸。アレが穴から出てきたら失明するんだぞ」
「………」
マジメな顔して言うお父さんには悪いけど。
それって……都市伝説だよね。お父さんたちの世代で流行ってた。
「だから、病院の先生に開けてもらうんだ。化膿でもしたら大変だから」
「う、うん……」