虹色箒星
あの影にいつまでも怯えたくないという恐怖は理解できる。

「だけどいいのか?ひょっとしたら詳しく聞かれるかもしれないし、もっと傷つくかもしれない」

人間は残酷な生き物だ。
簡単に人を傷つけ、差別する。
人を傷つけ優位に居る事を確認する事で安心が出来る生き物だ。
なのに温もりを求め、偽りであっても手を伸ばさずに入られない。
人を怖がるも人を恋しがる天宮はきっと後者になる可能性すらある事を踏まえる。

「それでも、たぶん・・・」

色々な病みながらひとつの答えを見つけるように言葉を捜しながら

「このチャンスのがしたくない」

いつも一緒に居たのに、天宮は自分と闘う事を決意していた。
< 136 / 145 >

この作品をシェア

pagetop