君のとなり―昼休みの屋上で―
「それを身代わりというんじゃないですか!!!」

「あなた!落ち着いてください!!子供達が起きてしまいます!!」



涙ぐみながら母は父に訴えていたが、父には届かなかったようだ。



「では、そういうことで頼んだよ、田宮君。」



そう言って男の人は立ち上がった。



扉の方へと近付いてくる。



(やばい・・・!!)



そう思い、急いで自分の部屋へ戻ろうとしたが、遅かった。



キィィィ―・・・・

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