君のとなり―昼休みの屋上で―
―――。
「はるか・・・ごめんっ!
いきなりイベントに出ろって言われて・・・なんか強制みたいで・・・」
美夏の言う通り、休憩に入る前に抜け出してきたのであろう翔が、すまなそうな顔をして姿を見せた。
『別にいいよ・・・?
イベントだし、仕方ないしね・・・、』
「でもはるか・・・午後、誰と周るの・・・??」
少し暗い雰囲気を纏う私達の元に、とてつもなく明るい声が飛び込んできた。
「翔くん!はるかなら私達に任せてっ♪」
この声は間違なく、
『美夏・・・・・と千秋。』
「その・・・・・はいらねぇよ!
翔、はるかなら俺らと周るから気にせず告白されてこいよっ!」
「『気にせず告白される』っていうのもおかしいでしょ・・・。
とゆーわけで翔くん、はるかはちゃ―んと見とくから♪
気にせずいってらっしゃい♪」
千秋と美夏のやり取りにしばらく呆然としていた翔だったが、やがてハッとしたように言葉を発した。
「千秋、美夏ちゃん、ごめんな。
じゃあはるか・・・後でな。」
私の頭を撫でる翔の手のひらから伝わる優しさに、私はうっとりと目を閉じた。
「あの~・・・す、すいません・・・、倉田翔くんですか?」
見計らっていたかのようないいタイミングで、何故かオドオドした声がかかった。
「はるか・・・ごめんっ!
いきなりイベントに出ろって言われて・・・なんか強制みたいで・・・」
美夏の言う通り、休憩に入る前に抜け出してきたのであろう翔が、すまなそうな顔をして姿を見せた。
『別にいいよ・・・?
イベントだし、仕方ないしね・・・、』
「でもはるか・・・午後、誰と周るの・・・??」
少し暗い雰囲気を纏う私達の元に、とてつもなく明るい声が飛び込んできた。
「翔くん!はるかなら私達に任せてっ♪」
この声は間違なく、
『美夏・・・・・と千秋。』
「その・・・・・はいらねぇよ!
翔、はるかなら俺らと周るから気にせず告白されてこいよっ!」
「『気にせず告白される』っていうのもおかしいでしょ・・・。
とゆーわけで翔くん、はるかはちゃ―んと見とくから♪
気にせずいってらっしゃい♪」
千秋と美夏のやり取りにしばらく呆然としていた翔だったが、やがてハッとしたように言葉を発した。
「千秋、美夏ちゃん、ごめんな。
じゃあはるか・・・後でな。」
私の頭を撫でる翔の手のひらから伝わる優しさに、私はうっとりと目を閉じた。
「あの~・・・す、すいません・・・、倉田翔くんですか?」
見計らっていたかのようないいタイミングで、何故かオドオドした声がかかった。