君のとなり―昼休みの屋上で―
それから、着々と告白祭は進んでいった。
次はいよいよ翔の番。
そして・・・ラストは、裕だ。
―――「この告白祭もいよいよ終わりに近付いてきました!!さて、続いて告白されるラッキーな人はこの人。2年C組、倉田翔さんです!!」
観客はさらにヒートアップし、一層大きな歓声をあげる。
そんな中、翔が舞台袖から姿をみせた。
「キャ―!!!」
「翔く―んっ!!!」
いままでの中で1番といっても良いほどの歓声が上がった(特に女子)。
「わぁ・・・やっぱ翔くんの人気は半端じゃないね・・・。
どっかの誰かさんとは大違い。」
「・・・おい。どっかの誰かさんが誰かは知らねーけどな、俺のこと言ってんだったらそれは間違いだかんな。」
隣で再び始まった争いに私もさすがに飽きて、告白祭に集中することにした。
「だ―れがあんたに惚れるのよ!冗談もほどほどにしたら?」
「俺だってなかなかモテるんだよ!ただ俺のかっこよさをお前理解できてな『2人とも、うるさい。』
「「・・・・・はい。」」
柔らかい微笑みを浮かべながら舞台の上に立つ翔は、まさに王子様といった雰囲気。
普通は野次を飛ばす男子も、勝ち目がないと思ったのか、女子と一緒に騒いでいるだけだった。
「いやぁ、すごい歓声ですね・・・。
では、倉田さんに告白する方々に登場していただきましょう!どうぞ―!!」
そう言われて出てきたのは、全部で5人。
2人は見覚えがあるから同じ学年だろうが、あとの3人は知らない人だった。
次はいよいよ翔の番。
そして・・・ラストは、裕だ。
―――「この告白祭もいよいよ終わりに近付いてきました!!さて、続いて告白されるラッキーな人はこの人。2年C組、倉田翔さんです!!」
観客はさらにヒートアップし、一層大きな歓声をあげる。
そんな中、翔が舞台袖から姿をみせた。
「キャ―!!!」
「翔く―んっ!!!」
いままでの中で1番といっても良いほどの歓声が上がった(特に女子)。
「わぁ・・・やっぱ翔くんの人気は半端じゃないね・・・。
どっかの誰かさんとは大違い。」
「・・・おい。どっかの誰かさんが誰かは知らねーけどな、俺のこと言ってんだったらそれは間違いだかんな。」
隣で再び始まった争いに私もさすがに飽きて、告白祭に集中することにした。
「だ―れがあんたに惚れるのよ!冗談もほどほどにしたら?」
「俺だってなかなかモテるんだよ!ただ俺のかっこよさをお前理解できてな『2人とも、うるさい。』
「「・・・・・はい。」」
柔らかい微笑みを浮かべながら舞台の上に立つ翔は、まさに王子様といった雰囲気。
普通は野次を飛ばす男子も、勝ち目がないと思ったのか、女子と一緒に騒いでいるだけだった。
「いやぁ、すごい歓声ですね・・・。
では、倉田さんに告白する方々に登場していただきましょう!どうぞ―!!」
そう言われて出てきたのは、全部で5人。
2人は見覚えがあるから同じ学年だろうが、あとの3人は知らない人だった。