恋・したい
『由宇は偉いよ』

柔らかくきっぱりと断言する私に俯いてた顔をあげる。

『だって自分がしたい事に嘘ついてないんだから。すごい偉い。私は由宇の味方だよ』
「りぃ…っ。大好き」
『私も由宇大好き。日本で待ってるね。手紙ちょうだいね』

泣くまいと必死に涙を堪える。昨日から泣きっぱなしの私たち。今日泣くのは由宇だけで充分だね。
下唇をぐっと噛んで瞬きをして涙をひっこめる。

『よしっ!食べるぞ!』

由宇にティッシュ箱を渡して食事再開。
二人が出会った日や今までの思い出話をして笑って過ごした。



「気を付けて帰るんだよ、ほんとは送っていきたいけど」
『荷造りあるもんね。由宇の方こそ気を付けて行くんだよ』
「明日は柚季君とデートでしょ♪よろしくゆっといてね」

微笑み合って

『じゃまたね。バイバイ』
「バイバイ」

普段通りに別れた。
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