恋・したい
雪道をひとり暗い中歩いていく。

さくさく
さくさく

歩く度雪が鳴る。

さくさく
さくさく

堪えた涙が堤防から流れでた海水の様にぶわあと溢れて頬を伝う。マフラーで顔を隠しながら声を押し殺して泣く。
由宇、由宇
ずっと仲良くしてくれた
ずっとそばに居てくれた

なんでも話せる
なんでも言える大切なひと

離れるのは寂しいけど
そう思ってるのは由宇も同じだよね

がんばれ
がんばれ

私も由宇に負けないくらい
由宇に誉めてもらえるように

がんばるから
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