准教授 高野先生の恋人

怒っている理由に気づかないちょっと鈍々(にぶにぶ)な彼氏。

そんな彼氏をプンプン怒ってツンツン拗ねて、黙々と鍋で何かを煮込み始める彼女。

なんか可愛いような?だけどちょっと怖いといえば怖いような?

いったいぜんたい、そういうときってお鍋で何を煮込んでいたのだろう?

すごく、すごーく気になるところである。


森岡先生はまいったなって顔して頭を掻きながら視線を宙に泳がせたけど、

寛行さんはおかまいなしに、ジャーマンポテトを取り皿に盛りながら話を続けた。

「でさ、森岡から相談を受けた僕が、美穂ちゃんに話を聞いてみるわけ、だ。

美穂ちゃんも意地になっているだけで、本当は仲直りしたいもんだからさ、

僕には、その頭にきちゃった元々の理由を素直に話すんだよね。

で、内容を理解した僕が再び森岡にそれを話してやる、と」

< 160 / 324 >

この作品をシェア

pagetop