准教授 高野先生の恋人
“ご結婚は計画的に”なんて、まるっと某CMのキャッチコピーみたいだけど・・・。
「私と龍ちゃんは愛と勢いだけは人一倍だったけど、慎重さが足んなくてね・・・」
美穂さんは、ふぅと小さく溜息をつき、それからふふふと可愛く笑った。
「学生のときにね、あんまり何も考えないで親に龍ちゃんのこと話しちゃったの。
そうしたらもう、うちの親は大大大大大反対って感じで。
なにしろ、私が大学出て就職しても龍ちゃんはまだまだ学生でしょ?それにね、
博士課程終わっても研究者の就職口なんてどうなるかわかったもんじゃないだろって。
まあね、反対されながらもめげずに付き合い続けたわけなんだけど。
でも、親に言うタイミングは完全に間違ってたなって思う。
だってね、龍ちゃんが就職決まるまでの間、ずーっと反対され続けてたんだもん。
チクチク嫌味言われたり、お見合いさせられそうになったりね。
もちろん私の幸せを思ってっていうのはわかるけど、かなり辛かったなぁ」