准教授 高野先生の恋人
その日の夜は、モーレツにレポートの続きを頑張ってしまった。
今頃きっと寛行さんも頑張ってるのかなぁと思うと、
巧く言えないけれど、何かこうじーんとこみ上げてくるものがあって、なんとなく。
彼を想って真似をして、ガリガリ、こつこつ勉強していると、
とっても心が近くにあって、しっかり繋がっているような気持ちだった。
自分が頑張れるのは、きっと彼が頑張ってくれているからなのかな?って。
そう思うと、私が頑張れば逆にそのパワーが彼に届くような気がして……。
私は、いっそうモリモリガリガリ頑張った。
“頑張れ”って言葉は、なんとなく好きじゃない。
だから、誰かに言うのも言われるも基本的にはちょっと苦手なのだけど。
だけど――
“頑張ろう”っていうのは、そんなに悪くないかも?なんてちょっと思った。
“私も頑張るから一緒に頑張ろうね”って。
そんなふうに心だけでもぴったり彼に寄り添いたい、ひっそりと静かな夜だった。