准教授 高野先生の恋人

先生が言った“迷惑”というのは、先月の急なシフト変更のこと。

シフト増は、平日の受付を担当しているスタッフさんの急な体調不良の為だった。

もっとも、それは病気ではなく寧ろおめでたい話だったのだけど。

「峯さん、体調は大丈夫なんですか?」

「心配ないようだよ。母子ともに順調順調。ところで、鈴木さん」

「はい?」

「今日は折り入って相談があるんだけど」

「相談、ですか?」

「あぁ、実は――」

先生はまるで診察結果を患者さんに話すみたいに私に向き直り話し始めた。

だけど、まさかその相談というのが私のターニングポイントになろうとは……。




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