准教授 高野先生の恋人
すっかりお腹も満足でほくほくの私たち。
お会計のとき、ふとレジ横に置いてある商品が目に留まった。
桜紅茶飴……たぶん、春限定の季節モノ商品に違いない。
私がそれをじーっと見ていると――
「あと、これも一緒にお願いします」
あっ……。
「ハイ、かしこまりました。そうしますと合わせましてお会計は……」
私の気持ちを察した寛行さんが、ひょいと一つ買ってくれた。
とても、嬉しかった……。
桜紅茶飴を口の中でコロコロさせながら待ちくたびれてる彼の愛車に乗り込む二人。
行先は私の部屋でなく彼の部屋。
フランソワには重ね重ね申し訳ないけど。
「ちょっと寄り道して夜のドライブでもして帰ろうか?」
「寄り道?もちろん!」
彼の素敵な提案に私はもちろん大賛成した。