准教授 高野先生の恋人

俺様先生なんて、ちっともぜんぜん似合わない私の高野先生。

「僕、ちょっと羨ましいかも」

「俺様先生が、ですか?」

「そっ。“覚えとけ。おまえは俺だけのものだからな”とかさ」

「えーっ、何言ってんですか」

「まあどうせ僕は羊で俺様なんて似合わないし無理なんだけど。けど君には……」

「ん?」

「僕だけの君でいて欲しい」

そう言って、彼はとっても素敵なキスをしてくれた。

そのキスは、まるで桜紅茶飴のように甘く、それはそれはロマンチックなキスだった。

それこそ“もぅ愛でとろけちゃうよ、ココロもカラダも///”みたいな。

なんとなく、いつもだったら照れて言えないような言葉も素直に言える気がした。

「ずっと……寛行さんだけの私ですよ」

「ずっと?」

「寛行さんだけ特別におかわり自由、無期限無制限の私です」


人も月もいない春の夜の静かな公園。

心を通わせ想いを確かめ合う私たちを、優美な枝垂桜が見守っていた。

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