准教授 高野先生の恋人

収容先に到着すると、寛行さんは私のマフラーをくるくる解きながら、

献身的な看病を受ける人の心構え?とやらを説いた。

「詩織ちゃんは、観念しなさいね」

「ん?」

「お熱のある子は、おとなしく言うことをよく聞いて、よい子に寝ていること」

「ん」

「大丈夫、ちゃんと僕の言うことを聞いていれば、悪いようにはしないから」

「はぁ…」

これって、説教というより脅迫なのでは?

もしも、言うことを聞かないで悪いようにされたら??

っていうか、悪いようにされるって、いったい何をされてしまうのだろう???
< 46 / 324 >

この作品をシェア

pagetop