准教授 高野先生の恋人

心配かけて気を遣われるくらいなら、一人で寝ていたほうが気楽でいい、と。

初めはそう思っていたはずだった。

けれども、彼に見守られていると、すごく安心で心地よく、

私は、すっかりすやすや眠っていた。


どれくらいの時間そうしていたんだろう?

とてもはっきり、すっきりと目が覚めた。

寛行さんの姿が見当たらないなと思ったら、彼は、すぐに私の様子を見に現れた。

呼んでもいないし、まったく物音だってたててもいないのに。

なんで私が起きたことわかったんだろ?むむむ、彼もなかなか…見張り番、恐るべし。

「起きたね」

「ん。今、起きた」

< 51 / 324 >

この作品をシェア

pagetop