准教授 高野先生の恋人
心配かけて気を遣われるくらいなら、一人で寝ていたほうが気楽でいい、と。
初めはそう思っていたはずだった。
けれども、彼に見守られていると、すごく安心で心地よく、
私は、すっかりすやすや眠っていた。
どれくらいの時間そうしていたんだろう?
とてもはっきり、すっきりと目が覚めた。
寛行さんの姿が見当たらないなと思ったら、彼は、すぐに私の様子を見に現れた。
呼んでもいないし、まったく物音だってたててもいないのに。
なんで私が起きたことわかったんだろ?むむむ、彼もなかなか…見張り番、恐るべし。
「起きたね」
「ん。今、起きた」