准教授 高野先生の恋人
寛行さんは、私に熱を測らせると、お茶を持ってくると言い台所へと消えていった。
ぼんやりと見慣れた天井を眺めつつ、体温計がピピッと鳴るのを待つ。
頭は割とすっきり爽快だけど、体はべたべたと汗ばんでちょっと不快。
汗をかいたせいか、心なしか熱は下がっているような気がした。
もちろん、正確には、ピピッと鳴るまでわからないけど。
寛行さんは、お茶の他に、タオルやら、なんやらかんやら色々持って戻ってきた。
「もう少しかな?ピピッと鳴らない?」
「ん、まだ……アッ!」
タイミングよく体温計が測定完了をピピピピッ!と知らせた。
「どれどれ…うん、ずいぶん下がったね」
「ん。ちょっと体も楽になった気がする」
熱は37度4分で、昨夜から朝がたに比べると格段に具合はよくなっていた。