准教授 高野先生の恋人

彼が、まったく悪びれもせず、にこにこ楽しげに笑うから、

「詩織ちゃん、怒った?」

「怒ってますよ。でも・・・」

「でも?」

「寛行さんが、どうしてもって言うなら、お世話させてあげてもいいですよ」

「どうしても、だよ」

それがいかにも彼らしく、私は呆れるのも通り越して、一緒に楽しく笑ってしまった。


私はおとなしく仰向けになったまま、プチプチとパジャマのボタンをはずされた。

「僕だって、こんなに暢気なのは、ただの風邪だとわかっているからだからね」

「うん」

レンジでチンして作ったという、体フキフキ用のあったかいタオルが気持ちいい。

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