准教授 高野先生の恋人

あんまり照れてる自分が恥かしくて、私は取り繕うように、あたふたと言った。

「あの…えと…歳がね、離れていることはね、気にしなくても大丈夫だと思うよ」

「そうなの?」

「うん。うちのお父さんとお母さんもね、8コ違いだから」

「へぇー、それはそれは。ちょっと驚き」

「だからね、お父さんもそのへんのことは何も言えないんじゃないかね、って」

何を隠そう、お父さんとお母さんは8コ違いの幼なじみなのである。

結婚したのは、お父さんが28歳で、お母さんが二十歳のときらしいけど、

私と寛行さんと同様に、片方が大学生のときには、もう片方はまだ小学生という…。

お母さんに言われるまで気づかなかったけど、血は争えないとはこのことかも。


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