僕の姫~ちっぽけな勇気~
プルルルル…プルルルル…


…出るかな?


「もしもし。

どうした?お前学校だろ?」


電話の相手は…兄貴。


昼までで終わるって聞いていたから電話をかけた。


こうなったら兄貴しか助けてくれる人はいない。


「まぁそうなんだけど…昼から暇?」


「そうだけどって、おい…。

まぁ暇だけど。」


やった!


「実はさ…」


僕は知世ちゃんが教科書をどっさり置いていて、持って帰らなきゃならないこと


僕は20時まで部活があるのに、僕に手伝ってもらうために知世ちゃんが待とうしていること


この2つを話した。


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