僕の姫~ちっぽけな勇気~
「いっぱい蚊にさされるよ?」


今日も知世ちゃんはキャミソールに短いズボン。


「大丈夫だって♪

で、どう?指の調子は。」


「うーん…コンクールまであと少しだからね。

一通り動くけど、たいてい1回は詰まっちゃうかな。」


テンポの高い曲に1つ僕にとっては難関なところがある。


そこはちゃんと出来る時と出来ない時があって、集中的に練習してるところ。


「ねぇ、ここで吹いてみていい?」


そう言っただけだけど、僕はもう緊張している。


まるで舞台裏で本番を待っている時のような緊張感。


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