ギャップ的恋愛論
・汗だくで走る女
「「香奈ー!かっ飛ばせ〜!!」」
いよいよ始まった球技大会。
全学年参加行事だから、球技場は生徒だらけ。
あたし達が参加するバスケは、体育館であるんだけど、各学年1コずつしかコートがないから、待ち時間も結構長いわけで。
その間は、他の競技を観戦する。
ちょうど今はウチのクラスがソフトの試合中で、ほぼクラス全員プラス担任で応援してるってわけ。
照り付ける太陽の下、誰もが額に汗して声を張り上げる。
カキーン−−
「「いけ〜!走れ〜!」」
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