〈実話〉亡き父へ~ごめん。そして、有難う~
それから、父の蘇生が始まる。

電気ショックをした。

でも、ダメで。

もう一度やろうとした時母が「もう、いいですから…。」

と制止した…。

母の意思が固いと判断したのか、それ以上の事はしなかった。

腕時計を見て、死亡時刻を告げられた。
そんな時、ガーゼを当てた父の目から、一筋の涙が流れた。

取り付けてあった、総ての器具を外し終わると、私達家族は外に出された…。

処置をする為だ。


< 20 / 24 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop