空の果て星の息吹
軽かった身体が徐々に重力を感じ重くなる、床に着いている感じになる。


無重力の時は、重力から解き放されているので、まるで世界から取り残されている気分を味わう。


僕らは回転軸を中心に周る事で遠心力から重力を人工的に作り出す、居住ブロックに着くと、一月住む部屋に案内された。


部屋と言っても六畳くらいでベッドと机と冷蔵庫くらいしかないシンプルな部屋だった。


研修生はビジターズと書かれた区画に入れられた。
ホテルの様に、長い廊下を挟み左右に扉が並ぶ。


男女は区画が別れていて涼子と佐藤景と別々になった

僕達はシャトルで上がってからまだ数時間しか経っていないが、色々初めての経験をして、頭がパニックを起こしている。


地上に居たのが、かなり前の出来事に思えた。


荷物を置き、ベッドに身体をあずけて天井を見ていたら、いつの間にか寝てしまっていた。



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